2012年3月15日

日本に行ってきましたよ。


2週間日本に行って、昨日帰ってきました。
里帰りのほか北海道と京都(あと千葉)にも足を伸ばし、なかなか忙しかったです。
東京で久々の積雪にも遭遇。その後訪れた旭川では、どこに行っても雪の壁。
一転、ケアンズは相変わらず相対湿度計が100%を振り切っている状態…。
無性にだるくて眠いのは、気温と湿度があまりに急激に変わったからだと思うのですが。それにしても眠い…。

日本ではあまりメジャーでない感じのオオハナインコが、広告に使われているのを発見。
オオハナ(鼻)だから?




2012年2月24日

コールドスリープの悲劇

コアラの餌といえば、もちろんユーカリの葉。
常時、大量に確保するには、かなり広い林がバックアップ用も含めて複数箇所必要になるので、動物園では、自前あるいは外部と契約して、専用のプランテーションを作っているところが多いと思います。(ちなみに、日本語でプランテーション =plantation というと、安い労働力を使って単一作物を大規模に栽培するかつての植民地主義的な農園のイメージが強いですが、むしろ普通に使われる意味としては単なる‘栽培場’のことです。)
うちでも、2、3日おきに、車で30分から1時間ぐらい離れた場所へ新しい枝を切りにいきます。切った枝は冷蔵室で保存できますが、温度や湿度の管理がきめ細かくできるような高級な冷蔵室でもない限り、3、4日もすると古くなってきます。一度に収納できる量も限られているので、結局、2、3日おきに新しいのを入手というペースになっています。

ユーカリの林にはいろいろな生き物が住んでいて、枝を取るときに一緒にくっついてきてしまうことがよくあります。よくいるのはケムシの類い。クモやアリなんかもついてきます。グリーンアンツという攻撃性が強くてかみつくアリが、巣ごと入っていたりすると、泣きたくなるような思いで作業をすることになります。大きめのバッタやナナフシの類いが入っていると、ちょっとラッキーという気分になり、捕まえてポッサム(フクロギツネ)にあげると大喜びでかじりついてくれます。バリバリと効果音付きで…。
さらにラッキー度が高いのがカエル。
よくいるのは、Dainty Green Tree Frog Litoria gracilentaという種類で、和名はビハマアメガエルとかキアシアメガエルとか言うようです。
虫(クモとか含めて)やカエルは、そのままユーカリと一緒に冷蔵室に入れられてしまうと、強制的に冬眠状態になります。そして、室温に戻すとあっさり息を吹き返したりします。いわば、コールドスリープ。虫の場合は、ほぼ生き返るのですが、カエルは残念ながら復活しないことも多いです。入れられていた時間や、冷風の当たり具合にもよるんでしょう。

先日発見されて、復活しなかった例。

こうして水に浸しておくと、運が良ければいつの間にか動き出します。
このカエルは今までユーカリに入っていたのを見たことがない種類だったため、一部スタッフが大きな期待を込めて見守っていたのですが…復活してくれませんでした。


脚の裏側部分や脇の鮮やかな模様から、Roth's Tree Frog Litoria rothiiという種類と思われます。
残念無念…。

2012年2月21日

今日のケアンズ 外付けダストシュート



真っ白な建物の外壁から飛び出している、妙な筒。
ご丁寧に絵まで描かれています。なんだかわからないけど。
どうやら間に合わせのダストシュート(Garbage chute)のようですが、そもそもダストボックスをつなげて作られている…。
ひとつひとつのパーツは、家庭ゴミ回収用なんかにも使われる一般的なゴミ箱で、底にタイヤがついているのでwheelie binと呼ばれるもの。その底を抜いてつなげて使っています。でもなぜ? 普通に大型のチューブとかなかったんでしょうか。まあゴミ用ではあるけれど。


こぎれいな建物だけになんだかみっともないというか、異様な感じすらしますが、裏側はもうまともに塗られていすらいない。
というか、こんな落書きみたいな絵を描いたって悪目立ちするだけのような気が…。
紐でくくって角度を保っているようです。


けっこう高いところから(3階分ぐらいの高さ?)取り付けられている。
見えるだけでゴミ箱9個分。
ダストシュートそのものが、かなりものぐさな仕組みだが、これはもう、使っている材料すらありあわせっぽい。でもwheelie binはけっこう高いので、コストパフォーマンス的にどうなのか? 壊れたのを9個も集めてきたのか?
不思議。

2012年2月8日

今日のクレオ 紙袋


アレックスと違って、箱にほとんど興味を示さないクレオですが、紙袋好きであることが判明。


そこら辺に置いてあった紙袋にのこのこ入っていきました。

これはかなり無防備なんじゃないのか…。簡単に手捕りできますよ。
さすがに、勝手知ったる家の中だから平気でこんなことしているんだろうけど。

2012年1月21日

今日のアレックス 箱


アップルサイダー(シードルみたいなもの)の箱がちょうどいいサイズでした。

底に凹凸があったので、このあとせっせとちぎって平らにしていた。
でも、ちぎり過ぎて底に穴があいて結局はぼろぼろに。

箱は、あまり入れておいて本気に巣穴にされてしまっても困るので、適当に出したり取り替えたりしています。たいていはすぐに破壊されるので、あまり心配する必要もなさそうですが。
ちなみに、クレオは箱にはほとんど興味を示しません。電話帳とかの薄い紙をちぎるのは好き。

2012年1月19日

今日のアレックス&クレオ 姪っ子が来た


オオハナインコ姉妹のアレックス、クレオと同クラッチで孵化したオス(ブライアン)の娘たちが、一晩泊まっていきました。
つまり、姪っ子に当たるわけですが、


じっと見ているアレックス。


気になるけど、ちょっと怖い。

一方クレオは、かなり気に入らなかったようで、いらいらしていました。
ケージの上からガン見。


こっちの方からも見てみる。


あげくにケージをガリガリかじり始めましたが、中にいる姪っ子たちはまったく無関心。
子供強し。

2012年1月13日

珍入者(獣)

車で配送される物品の積み降ろしをする場所をLoading Dockと呼んでいますが(日本語でなんて言うのかよくわからない…)、そこの係員から電話があり、「なんか動物逃げなかった? しっぽのふさふさしたモノがいるんだけど、フクロモモンガじゃないかなあ…」と。
そんなはずはない、と一応園内をチェックし、飼育動物がすべていることを確認。
ということは、ウチのではない。でも気になるので、スタッフの一人がドックまで見に行きました。
その結果、やはりフクロモモンガだろうということに。
早速、果物とロリキート/ミツスイ用ネクターを餌にトラップをしかけました。

そして数時間後、


フクロモモンガじゃないじゃん。

ヒメフクロネコ(Northern Quoll Dasyurus hallucatus)です。



夜行性で肉食の有袋類で、ネコとは何の関係もありません。
ただ、肉食哺乳類の少ないオーストラリアの生態系では、よそのネコ科動物と同じようなニッチにあると言えなくもないかもしれません。木登りは得意です。そして凶暴です。
果物も食べなくはないようですが、スモモなんぞにつられてほんの5時間程度でトラップにかかるとは、よほど空腹だったんでしょう。
このあとは、ちゃんと肉(カンガルー挽肉の肉食動物餌用特製ミックス)をもらい、近所の山に放されました。



よかったね。