2011年10月21日

スリングっぽいもの。


赤ちゃん用の、いわゆるだっこひもの一種で、スリングと呼ばれているものがあります。
構造自体は単純で、基本的には長い布を縦二つ折りにして肩のところでリングなどで止めて斜め掛けにし、袋状になった部分に赤ちゃんを入れる仕組み。
オーストラリアではけっこう見かけます。最近は日本でもよく使われているみたいですね。

で、ふと思いついて、家にあったコットン製のストールのような布をスリング風に斜め掛けにして、フクロモモンガの双子姉妹を入れてみました。 ←また女子ですよ。





すやすや寝ています。
落ち着くのか?
丸まっているので顔の脇に手と足があります。ふさふさしてるのは尾。




お互いに、何してるのかな?と、様子を見るのもらくちん。
毛のはえそろっていない子の場合は、湯たんぽを入れるとかしないと保温が不十分だけど、これぐらいの子なら、朝晩のちょっと寒い時間帯も体温でちょうどよく温まるし。

うん。なかなかいいアイディアでした。
丈夫な生地で、ボタンやひもなどで留められるように工夫すれば、カンガルーやワラビーの子供によさそうです。

2011年10月7日

ネズミじゃないよ。


ネズミっぽい感じですが、シモフリコミミバンディクート(Northern Brown Bandicoot Isoodon macrourus)という有袋類です。誰がどうして付けたのかよくわからないけど、あまりセンスのない和名。霜降りって。肉じゃないんだから…。





母親の袋の代わりにニット帽に入っています。
ニット帽を見ると動物を入れたくなりますね。これはちょっと引っかかりやすそうだなーとか、動物用視点で素材や縫製を吟味してみたり。
仕事仲間でもそうですが、飼育員や野生動物救護をしている人は、空き箱やかごを見ればこれは何か(=動物)に使えそうかなーとか、木の枝を見れば止まり木やシェルター(隠れ家)にどうかなーとか、およそ何を見てもそっち方面に思考が向かうようです。


計量中。
47gでした。まだまだ成獣の十分の一もありません。
1日4回のミルク、1回5mlぐらいなので、中さじ一杯分?
それでも、1日で体重の半分近く飲んでいる計算ですね。成長が速いので、2ヶ月もすれば完全に乳離れして、小柄ながらも大人並みの生活をするようになります。ちなみに、妊娠期間は12.5日間と哺乳類中最短です。