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2013年1月4日

赤い実好きのにぎやか兄弟(または姉妹)

オナガテリカラスモドキ(Metallic Starling Aplonis metallica) 幼鳥

ショッピングセンターの駐車場で救出されたオナガテリカラスモドキの幼鳥2羽(性別不明)が、我が家に一時滞在中。
集団で大きな巣を作るため、重くなり過ぎて巣ごと樹から落ちてレスキューされることがよくあります。

集団で暮らしているせいか、とにかくにぎやか。
成鳥の餌はおもに果実ですが、育雛時には昆虫を多く与えるため、果物に昆虫食用の粉餌(すり餌のようなもの?)を大量に加えて与えています。
好き嫌いが激しい、というか、リンゴなどの固めの果物は食べないか、食べても吐き出してしまうため、キウイフルーツ、バナナ、柔らかいメロン、ブドウなどを細かく刻んで使っていますが、かなり面倒。一度、値引き品でゲットしたラズベリーをあげてみたところ、非常にお気に召したようですが、そう頻繁には入手できません。ドライフルーツ売り場で見つけた枸杞(goji berry)を水で戻したものも好きなようです。
やっぱり、赤い実が好き。
過去記事

2012年3月27日

日本行き その4 3月8日〜10日 旭山動物園の展示


「行動展示」を実施して、一躍有名になった旭山動物園。
動物の姿形だけではなく、動いている様子、その種らしい自然な行動の様子を見られるようにするには、展示施設の構造を工夫することに始まり、さまざまな研究と試行錯誤が必要だったであろうこと、そしてそれを維持していく努力も必要だろうことが容易に想像できます。
今でこそ、いろいろな動物園が展示方法の改善に取り組んできていますが、やはりここ旭山動物園が先駆者的な役割を果たしており、その方法も非常に大胆かつ徹底していると思います。
実際に行ってみて、有名なペンギンの散歩以外にも、さまざまな工夫を凝らした展示を見ることができました。
また、地元の親戚の方のご好意で、関係者の方に案内をしていただくことができ、短い時間でしたが貴重なお話を伺うことができました。

ペンギンの散歩はやっぱり楽しかったです。
すべてはペンギン任せ。ペンギンのペース。とってものんびりと歩いてきます。
でも、いったん視界に入れば、その愛嬌たっぷりの仕草に釘付け。まだかまだかとしびれを切らして待っていた人たちも、ペンギンが近づいてくると満面の笑顔です。


行列からあんまり遅れたり、他所へ行こうとしたりするペンギンがいると、飼育員さんが後ろへ回って誘導。


ペンギンの散歩は、飼育舎の外に出て、まさに目の前で行動してくれるわけですが、飼育舎そのものも、いろいろな角度から見られるように工夫されていました。
特に、プールの中を通り抜けるように作られたトンネルがよかったです。
泳ぐペンギンを、こんなふうに下から見上げることができます。


目的はそれぞれちょっと違いますが、下から見上げる目線は、他にもいろいろな飼育舎で使われていました。

エゾシカ。

ヒョウ(ユキヒョウだったような)。

アオダイショウ。

レッサーパンダが渡る吊り橋。


ペンギンと並ぶ人気の、ホッキョクグマ館のシールズアイは、獲物であるアザラシ(シール)の目線からホッキョクグマが見える、というもの。

氷の割れ目から顔を出したアザラシをホッキョクグマが狙う、という構図。

これが、実際のシールズアイ。

基本的には一人ずつ、あるいはカップルや親子単位でしか入れないサイズの覗き窓がひとつ(プラス子供用ひとつ)しかないので、当然、行列ができます。この日は、待ち時間10分程度とかだったので並びましたが、夏休みのピーク時期などは1時間以上にもなるそうです。
クマは近くにいたらしいのですが、あいにく、窓の周りに雪が積もっていてよく見えませんでした。後ろで人が待っているので、見えるまでねばるというわけにもいきません。


そのかわり、オオカミ館にあった同じような窓からはばっちり見えました。
こちらは、穴から顔を出したノウサギ、という設定のようです。

動物の習性がうまく利用されていて非常におもしろかったのが、あざらし館のこのチューブ。

氷の穴(割れ目)を模したチューブが、展示室の中を抜けるように作られており、見ている人たちの目の前を、あざらしが上下に行き来します。大きな動物なので、表情まではっきりわかるほどの近さです。何だか楽しそうに、気持ちよさそうに泳いでいる様子が、印象的でした。

寒いところの動物たちだけでなく、サルの仲間の飼育にも力が入れられていました。
特にチンパンジーについては、群れで飼育する試み、食性の問題など、詳しいお話を伺うこともできました。
展示施設は、本来の身体的な能力を生かすために、全体的に高さのある構造になっていました。また、種類による手足の使い方の違いに合わせて設計されています(ぶら下がるかつたい歩くか、反動を付けてジャンプするかどうかなど)。
ただし、冬季は室内飼育のみになっています。

チンパンジーの屋外飼育場。
中央のガラス張りの部屋の中に人が入るようになっています。
チンパンジーが、檻の中の人間を観察するような感じ。

高さ16mあるオランウータンの屋外飼育場。
 さすがのオランウータンも、初めはまったく渡ろうとしなかったので、飼育員に渡らせようとしたり、好物の巨峰を使ったりしたそうです。
屋内も、高さのある構造。

脱走防止や安全性の問題をクリアしつつ、動物たちの行動を最大限に引き出すことができるような、こうした大胆な展示施設が実現するまでには、もちろん、既存の資料の応用だけでなく、現場での議論や試行錯誤の積み重ねがあったのだそうです。どこの動物園でもそうした工夫はしていると思いますが、特に旭山動物園では、妥協のなさというか、とことん追求するというような意気込みを感じました。

何やら肩身の狭い思いがしなくもないです…。

2012年2月8日

今日のクレオ 紙袋


アレックスと違って、箱にほとんど興味を示さないクレオですが、紙袋好きであることが判明。


そこら辺に置いてあった紙袋にのこのこ入っていきました。

これはかなり無防備なんじゃないのか…。簡単に手捕りできますよ。
さすがに、勝手知ったる家の中だから平気でこんなことしているんだろうけど。

2012年1月21日

今日のアレックス 箱


アップルサイダー(シードルみたいなもの)の箱がちょうどいいサイズでした。

底に凹凸があったので、このあとせっせとちぎって平らにしていた。
でも、ちぎり過ぎて底に穴があいて結局はぼろぼろに。

箱は、あまり入れておいて本気に巣穴にされてしまっても困るので、適当に出したり取り替えたりしています。たいていはすぐに破壊されるので、あまり心配する必要もなさそうですが。
ちなみに、クレオは箱にはほとんど興味を示しません。電話帳とかの薄い紙をちぎるのは好き。

2012年1月19日

今日のアレックス&クレオ 姪っ子が来た


オオハナインコ姉妹のアレックス、クレオと同クラッチで孵化したオス(ブライアン)の娘たちが、一晩泊まっていきました。
つまり、姪っ子に当たるわけですが、


じっと見ているアレックス。


気になるけど、ちょっと怖い。

一方クレオは、かなり気に入らなかったようで、いらいらしていました。
ケージの上からガン見。


こっちの方からも見てみる。


あげくにケージをガリガリかじり始めましたが、中にいる姪っ子たちはまったく無関心。
子供強し。

2012年1月10日

今日のケアンズ 赤い実と鳥


赤い実と鳥、といえば冬の風物詩。日本ではまさに今頃見られる風景でしょう。
ケアンズにも、今ちょうど赤い実がたくさんなっています。
ヤシの赤い実が。


そして、やはり鳥たちがたくさんやってきます。
写真の、白黒の小さな鳥はオナガテリカラスモドキ(Metallic Starling Aplonis metallica)。カラスとは何の関係もない、ムクドリ科の鳥です。好きになれない和名のひとつですね。英名ではShining Starlingと呼ばれることもあります。下面が白いのは幼鳥で、成長は全身が金属光沢のある黒、そして目が真っ赤です。
この群れは幼鳥だけでした。

ほかにも、メガネコウライウグイス、ソデグロバトなどがやってきます。

2011年11月29日

今日のアレックス&クレオ



もう11月も終わりですね。
思えば、アレックスとクレオ、そしてブライアンは2009年11月初旬に孵化しているので、これで2年めになったわけです。
誕生日(孵化日?)ケーキでも作るべきだったか。世間には犬用誕生日ケーキなんぞを売っている店もあるらしいですね。

2011年11月16日

蚊取り線香に関するちょっとした疑問

しばらく雨が続いたせいか、最近、蚊が多い。

夕方、ガレージのあたりで立ち止まると耳元で「うわ〜ん」と音が聞こえるほど。
ケアンズには、蚊が媒介するデング熱という病気があるので、油断できません。
当たり年だった去年は、ここの近所でも何人か発症していたはず。

うちによくいるのは、こんなやつ。

種類はなんだかよくわかりません。
デング熱を媒介するのは、日本のヤブカ(ヒトスジシマカ)によく似た、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)という種類らしい。川などの広い水辺ではなく、家の周りのちょっとしたくぼみに溜まった水などに発生して、昼間刺されることが多いのも特徴だとか。

病気にかかってはどうしようもないので、蚊取り線香を使用中。
常時、鳥と爬虫類とたいていその他の何かがいる家なので、赤ちゃんやペットにも安心という、天然除虫菊を使った製品をわざわざ日本から取り寄せてみた。

においは悪くないし、なかなか効果もありそう。
が、ここで疑問。
そもそも、除虫菊(シロバナムシヨケギク)に含まれている殺虫成分のピレトリンを真似て開発したのが、合成ピレスロイドなんだから、「天然」=安全とはこれ如何に?

結局、ピレトリンも合成ピレスロイドも昆虫の神経受容体に作用する殺虫活性物質だが、少なくとも、天然ピレトリンは温血動物である哺乳類と鳥類にとっては、ほぼ無毒ということらしい(体内ですぐに分解されてしまうため)。
ただし、除虫菊から抽出した天然ピレトリンが不安定で、すぐに分解されてしまうのに対し、合成ピレスロイドは安定性を高めているということなので、この部分で安全度が落ちると言えるのかもしれない。

そこで、問題なのは冷血動物。
ピレスロイド系殺虫成分は、爬虫類や両生類、魚類にとっては有毒。実際に、死亡事故も起きています。といって、どの程度に有害なのか、同じ部屋とか間近で使わなければいい程度か、やはり天然ピレトリンの方がまだましなのか? そういえば、職場で世話になっている獣医さんが、鳥用の寄生虫駆除スプレー(ピレスロイド入り)をヘビに使ってオッケーとか言ってたよな…。
まだまだ疑問が残ります。調べてみよう。

※ピレスロイドについてはこちらが詳しいです。あとは、wikiにもけっこう出てます。

とりあえず、しまこさんの近くではつかわないようにしよう。

代替案として、こちらでも売っているシトロネラやサンダルウッドを使った製品(精油、ロウソク、ランプやトーチ用のオイル、線香など)を利用する方法もあるけど、これまで使ってみたところ、効き目がいまいちな気がするんだよなあ。


いずれにしても、天然成分なら安全、という信仰めいたものはおかしいと思う。
毒も薬も、植物や自然に存在する成分が原料だったり、それを真似て合成したりしてできているものが多いんだから。




2011年11月12日

庭の生き物:ヤドリギハナドリ

ヤドリギハナドリ♂(Mistletoebird Dicaeum hirundinaceum

家の前の電線に止まって、日本のカラ類のような高くてよく通る声で鳴いていました。
大きさもカラ類くらいの小さな鳥。
オスは赤白黒のはっきりした色合いで、メスは上面が灰色でのどは赤くなく、下尾筒だけちょっと赤い程度。
うちにはヤドリギはないんだけど、それ以外の花や蜜、果実、虫なんかも食べるようです。

2011年9月14日

庭の生き物:マミジロナキサンショウクイ

マミジロナキサンショウクイ(Varied Triller Lalage leucomela)♂

マミジロナキサンショウクイ(Varied Triller Lalage leucomela)♀


「ビー(というか英語の‘brreer’という表現の方が近いですね)」という声がしたので外を見たらすぐそこに止まっていた。樹の葉の裏などを突っついて、虫を探していたようです。
最初の一羽がいなくなったと思ったら、また来た。と思ったら今度はメスだった。
ここで巣作りしてくれたら楽しいんだけど。
雨林からユーカリ林、河畔林、公園や庭木まで、わりとどこででも暮らせる鳥のようですが、分布は北部・東部の沿岸が主で、内陸にはいないようです。手元の図鑑に全長17.5cmとあるので、意外と小さい。単純にサイズで言えば、ヒヨドリやムクドリより二回りほども小さいことになるが、何となくもっと大きく感じる。

2011年9月8日

今日のハトさん



"eat me"
それとも、捨身成道の覚悟ですか…。


台所大好き。

2011年8月17日

今日のハトさん/インコさん



根付けになりました。

インコは目と嘴が大きすぎてコワい。

2011年8月10日

今日のアレックス


最近、いろいろ真似するようになってきた。
あくびとか、くしゃみとか、鼻をかむ音とか、ため息とか。
笑えるけどあまりうれしくない…。

2011年8月1日

Lone Pelican

コシグロペリカン(Pelecanus conspicillatus

冬のケアンズ、エスプラネードには、例年なら国内各地から越冬に訪れるペリカンやサギ類などが集まるのですが、今年はほとんどいない。ペリカンに至っては1羽しかいません。
大きな体でぽつんと佇んでいる、ひとりぼっちのlone pelican。

なぜ、ペリカンが少ないのか?
原因は、エア湖です。
南オーストラリア州にあるエア湖は、普段はほとんど水のない塩湖ですが、数年に一度、周辺地域一帯から盆地になったこの部分に大量に水が流れ込み、広大な湖が出現します。すると、どうしてそれがわかるのか、遥か離れた場所からペリカンやその他の水鳥たちがやってきて、一斉に繁殖するそうです。(小規模な洪水はおよそ3年に一度、大規模な洪水はおよそ10年に一度と言われています。小規模な洪水の場合、水はすぐに吸収されるか、干上がってしまうそうです。)
NHKの「ワイルドライフ」という番組でも、この話が取り上げられていたそうですね。
2009年から水が入り始めて、2011年現在でもまだ水があるようです。いつもなら冬にはケアンズの海岸に来ていたペリカンたちも、まだもどってきていない、というわけです。

ところで、すっかりご無沙汰していましたが、パソコン買い替えと移行作業が済み、ようやく快適に作業できるようになりました。
数年前には、移行作業ってもっと大変だった気がするのですが、意外と簡単にできたのでよかった。

2011年6月26日

今日のハトさん


鳥部屋は西側にあるので、冬の朝はなかなか暖まらない。

東側にある玄関で日向ぼっこ。


気持ちよさそうに伸びています。

キンバトは基本的に暖かいところの種なので、寒いのは苦手なんだろう。
といっても、ケアンズで10度を下回ることはほとんどない。

で、もっと熱帯産のオオハナインコはどうかというと、朝から大喜びで水浴びしていたので、それなりの寒さ耐性があるようだ。

2011年4月28日

今日のクレオ

巨大イカの甲をもらった。

ちょっと怖いかな…

でもかじってみる。

オーストラリア沿岸には世界最大のコウイカがいるそうです。

2011年4月26日

とある共通点

イースター/アンザックデー連休も今日が最終日。

イースター、つまり復活祭といえば、復活を象徴するイースター・エッグ(=卵)と多産や繁栄を象徴するイースター・バニー(=ウサギ)が重要なシンボルとして扱われるが、オーストラリアで目にするのは、昔ヨーロッパ土産でもらったようなきれいに彩色された卵なんかではなく、ひたすらチョコレート。卵型チョコ、ウサギ型チョコ、少なくとも耳だけはウサギに似た在来の野生動物であるビルビー型のチョコ、ひたすらチョコ、チョコ、チョコばっかりだ。
http://members.optusnet.com.au/bilbies/

エッグハントとか、何かそういった伝統的な催しも行われてはいるが、もうすっかり「チョコを贈る」、そして「チョコを食べる」というほうが主になっている感がある。

それで思い出されるのが、日本のバレンタインデー。

バレンタインデーとチョコレートは本来なんの関係もないし、女子が男子にチョコを贈るという変わった習慣があるのは日本だけ。他のキリスト教圏では、純粋に「恋人たちの記念日」で、男女(夫婦でも)がお互いに花やカードなどを贈ったり告白したりディナーに行ったりはあるけど、女性がこの日だけは大胆に告白、ということはなさそうだ。大和撫子と違って、意中の人がいればいつでも大胆に告白してるからかもしれない。
チョコを贈るようになったのは、結局、日本のチョコレート店や製菓店、デパートなどが重要な購買層である女性をターゲットにキャンペーンを行ったからだ。
ちなみに、ホワイトデーもMade in Japan。

イースターといい、バレンタインデーといい、お菓子メーカーの思うつぼ?

そんなことはどうでもいいとでも言いたげに、職場でもらったチョコのイースター限定スペシャルボックスの破壊に勤しむアレックス…。



満足そうです。

2011年4月18日

今日のアレックス


うちのオオハナインコ、アレックスの正面顔。

昔のケガのせいで、左目のあたりはいまだに羽が生えないですね。
まあ本人(鳥)は、あまり気にしていなさそうだけど。

2011年4月17日

今日の鳥

キバタン(Sulphur-crested Cockatoo Cacatua galerita

(同上)
キバタンの正面顔。
屋根に日よけの布を設置中で、キッチン(餌を準備する部屋)に避難。
見るときには横を向いて片方の目で見ることが多いので、正面顔はなかなか撮りにくい。