コシグロペリカン(Pelecanus conspicillatus) |
冬のケアンズ、エスプラネードには、例年なら国内各地から越冬に訪れるペリカンやサギ類などが集まるのですが、今年はほとんどいない。ペリカンに至っては1羽しかいません。
大きな体でぽつんと佇んでいる、ひとりぼっちのlone pelican。
なぜ、ペリカンが少ないのか?
原因は、エア湖です。
南オーストラリア州にあるエア湖は、普段はほとんど水のない塩湖ですが、数年に一度、周辺地域一帯から盆地になったこの部分に大量に水が流れ込み、広大な湖が出現します。すると、どうしてそれがわかるのか、遥か離れた場所からペリカンやその他の水鳥たちがやってきて、一斉に繁殖するそうです。(小規模な洪水はおよそ3年に一度、大規模な洪水はおよそ10年に一度と言われています。小規模な洪水の場合、水はすぐに吸収されるか、干上がってしまうそうです。)
NHKの「ワイルドライフ」という番組でも、この話が取り上げられていたそうですね。
2009年から水が入り始めて、2011年現在でもまだ水があるようです。いつもなら冬にはケアンズの海岸に来ていたペリカンたちも、まだもどってきていない、というわけです。
ところで、すっかりご無沙汰していましたが、パソコン買い替えと移行作業が済み、ようやく快適に作業できるようになりました。
数年前には、移行作業ってもっと大変だった気がするのですが、意外と簡単にできたのでよかった。
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