2013年1月1日
今年のお雑煮
さすがにおせちは作りませんが、手に入る材料でお雑煮は毎年作っています。
アジア食材店が数軒あるので、がんばって探せばいろいろ手に入るはずですが、今年はとりあえずレンコンと糸こんにゃくを入手。餅は早めに買ってありました。
あとはターキー挽き肉の肉団子、さやえんどうのようなもの(さやえんどうではない)、リーク(ネギのようなもの)。
おみやげの八海山もあったので、正月っぽい雰囲気になりました。
色どり的にはかまぼこがほしかった。
赤いもの…ハムとか?
2012年12月31日
New Year's Eve
2012年6月6日
金星
ようやく新しいPCを入手しました。
一年ぐらい前のモデルの整備済み品を購入。
OSが新しくなったため古いソフトで使えないのがいくつかあるものの、前のPCとほぼ同じ状態に復元できました。
昔と違って、移行のストレスが非常に少ないです。
金星の日面通過を見てみました。
望遠鏡を太陽の方向に向け(決してのぞいてはいけない)、接眼レンズ側に紙を置いて映すとこんな感じ。
黒いTシャツに映してみた。
一年ぐらい前のモデルの整備済み品を購入。
OSが新しくなったため古いソフトで使えないのがいくつかあるものの、前のPCとほぼ同じ状態に復元できました。
昔と違って、移行のストレスが非常に少ないです。
金星の日面通過を見てみました。
望遠鏡を太陽の方向に向け(決してのぞいてはいけない)、接眼レンズ側に紙を置いて映すとこんな感じ。
黒いTシャツに映してみた。
日蝕と比べると地味ですが、次回は2117年だというから、それなりに珍しいようです。
キャプテン・クックの最初の航海は、1769年の金星の日面通過を観測することが目的だったそうです。複数の観測地点からの視差によって、金星と太陽の距離を測定するためですが、結局、当時の観測器具の解像度が不十分だったため、うまくいかなかったということです。
2012年3月25日
日本行き その3 3月8日〜10日 雪の旭川
実は、結婚してから本籍地が「旭川市○○村」とかになったのですが、一度も行ったことがありません。
それが理由ではないけれども、なかなか行く機会のある場所ではないので、今回、2週間の短いスケジュール中に無理やり旭川行きを詰め込んだのでした。
目的はもちろん、旭山動物園。
というか、この時期、動物園以外に見るものないよ、と地元の人も言っていました。
今年は、例年よりも雪が多いそうです。
車道は、幹線道路は除雪してありましたが、脇に雪を押しのける感じなので、道路の両脇には高さ2mはありそうな雪の壁が延々と続き、景色がほとんど見えません。見えたところで、どのみち一面真っ白なだけですが。
歩道も似たような状況でした。
地元の人は、服装はどんなにおしゃれでも、足下はしっかりした雪対応の靴や、長靴を装備していました。でも、この状態で自転車で普通に走行している人がいたのにはびっくり。子供をそりに乗せて引っ張っているおばあちゃんがいましたが、遊んでいるのか、ベビーカー代わりなのか?
旭川の街にあったお弁当屋さん。
失礼ながら、このネーミング、食欲がまったく失せてしまうのですが…。
※ベントス(benthos)= 底生生物、つまり水底の泥の中などで生活する生物のこと
旭山動物園は、開園前から観光バスが続々と到着する大盛況。
中国系の人が多いのが意外でした。案内していただいた地元の方によると、台湾からの観光客が多いそうです。
園内も、もちろん真っ白。(動物園についての詳細は別記事で)
雪の中のエミュー。
雪や寒さは、意外と気にしていないようでした。
なんとも不思議な光景。
2012年3月23日
2012年3月22日
日本行き その2 3月6日〜7日 京都
仕事関係の用事も兼ねて、京都2日間の旅。
夜行バスで早朝に到着しましたが、最近の夜行バスは、女性専用車があったりラウンジがあったり、快適ですね。
旅先のいたるところで、とりあえず動物園に行ってしまうのは職業病?
京都市動物園では、ちょうどフンボルトペンギンのごはんタイムでした。
京都の街は、古い建物が多くて素敵ですね。
所々に年代物の不思議な看板があったりするのも見飽きません。
一方で、かなり個性的な店構えも多い気がしました。
東寺の近くで、異彩を放っていたタロット占い店(?)。
東寺では、五重塔の内部を特別公開していて、色褪せてはいるものの、極彩色の装飾がなかなか見応えがありました。
五重塔が耐震構造になっているっていうのがすごい。
神社仏閣の池につきものの、ミシシッピアカミミガメ。
残念ながら、いてもちっともうれしくありません。
2日目のお昼に友人と行った店は、「行列のできる店」らしく、もう1時頃だったけどなんだかずらっと並んでいました。
せっかくだから、と待ってみたけど1時間はかからなかったと思う。
生ゆば丼、美味でした。
こっちでゆばを食べることはほとんどないからなあ。
北野天満宮の梅園は、やはりまだ咲き始めの状態。
梅園に入るのは有料でしたが、外からある程度見えるうえ、無料で見て回れる部分にも梅の木があるし、匂いもするので、入らず。
ここは初めてだったけど、けっこう広くて立派なところでした。人も多かったです。
行ったことはあるはずだけどいつだったか思い出せない竜安寺にも行ってきました。
有名な石庭の手前にあった、ミニ石庭。
目の不自由な方のためのものだそうです。
手で触れて鑑賞することができるんですね。なるほどー。
どこかのバス停のそばに、なぜか石灯籠がずらりと置かれていました。
数十個はあったように見えたけど、なんだろう。
石灯籠屋さんの保管場所??
帰りは新幹線で。
さすがに、夜行バスと比べると前後の座席の間隔が広くてゆったり、快適でした。
京都駅を出てわりとすぐに見えた立派な山。
比叡山?
以上、
京都旅行レポ、かなりのダイジェスト版で。
2012年3月20日
日本行き その1 2月29日〜3月3日
お昼過ぎにケアンズを離陸、その日の夜に成田着。
空港の建物の外に出ても思ったほどには寒くなかったので、一安心。
ところが、地元最寄り駅直通のリムジンバスに乗車し、しばらく眠って目が覚めると、外が白い…。
都内とはいえ、新宿から電車で40分ほどかかる地元周辺は、かなり積雪していたのでした。
久しぶりに帰ってきて、最近では珍しい積雪の日に当たるとは。
翌朝は暖かくだいぶ融けていましたが、まだまだ雪景色。
この日は、まあ、行ってみて、だめそうだったらやめましょうということで、前から決めていた高尾山行きを決行したのでした。
雪解け水でかなりぬかるんでいましたが、山頂まで到着。
1号路は普段着にトレッキングシューズで通れましたが、他のルートはかなり積もっていて、カンジキか何か、雪山装備っぽいものが必要、というか、閉鎖中のところもありました。重装備で登っていったり降りてきたりする年配の方も多数。都内で雪山を満喫できるってすごいですね。
山頂でちょっと座って休憩でも、と思ったのですが、雪が積もっているので座る場所なし。
霞がかって見晴らしはいまいちでしたが、富士山がよく見えました。
最近、高尾山が何かのガイドブックに載ってちょっとしたブームになっているそう。
小学生の頃から毎年のように訪れていた地元民(元)にとっては、そんなもんかね、という感じですが、あまりの混雑にトイレの増築をすることになったとかで、雪の中、その工事が行われていました。
何度も行った高尾山ですが、さすがに雪のあるときに行くのは初めて。見慣れた一号路も、雪があると趣き深くて、なかなかよかったです。
気になったのは、鳥が少なかったこと。
同行の方が鳥屋ではなかったので、鳥見は特にするつもりもなかったのですが、鳴き声ぐらい何か聞こえるだろうと思っていたら、異常なほど静かでした。今年は冬鳥が少ない、特に小鳥がいない、という話をこの後度々聞くことになるのですが、高尾山も少なかったです。
この後数日は、友人を訪ねたり家族と食事に行ったりと、帰省中の定番的スケジュール。海外にいるのをいいことに無沙汰が続いているので、こういう機会は私にとって非常に重要。旧友とは、久しぶりに会っても、昔と変わらず自然体でいられるのがありがたいです。
調子にのって、母校(高校)に侵入したりしましたが、人っ子一人いない…。
テスト休み中でしょうか。
母校近くの天神様に梅を見に行ったものの、まだまだ、ようやく咲き始めたぐらい。今年は梅が遅いと聞きました。
そのかわり(?)、立派なニワトリがたくさんいました。
木の上でくつろぐニワトリ。
同行の友人が、ニワトリが飛ぶ(跳ぶ?)ことに驚いていましたが、けっこう飛ぶもんです。
上尾筒は換羽中?
今回は、たまたまちょうどいい機会があったので、久しぶりといっても、約1年半ぶりの帰国でした。とはいえ、震災を経ていたので、地元の様子、家族や友人の様子があまり変わっていないことに安心しました。
空港の建物の外に出ても思ったほどには寒くなかったので、一安心。
ところが、地元最寄り駅直通のリムジンバスに乗車し、しばらく眠って目が覚めると、外が白い…。
都内とはいえ、新宿から電車で40分ほどかかる地元周辺は、かなり積雪していたのでした。
久しぶりに帰ってきて、最近では珍しい積雪の日に当たるとは。
翌朝は暖かくだいぶ融けていましたが、まだまだ雪景色。
この日は、まあ、行ってみて、だめそうだったらやめましょうということで、前から決めていた高尾山行きを決行したのでした。
雪解け水でかなりぬかるんでいましたが、山頂まで到着。
1号路は普段着にトレッキングシューズで通れましたが、他のルートはかなり積もっていて、カンジキか何か、雪山装備っぽいものが必要、というか、閉鎖中のところもありました。重装備で登っていったり降りてきたりする年配の方も多数。都内で雪山を満喫できるってすごいですね。
山頂でちょっと座って休憩でも、と思ったのですが、雪が積もっているので座る場所なし。
霞がかって見晴らしはいまいちでしたが、富士山がよく見えました。
最近、高尾山が何かのガイドブックに載ってちょっとしたブームになっているそう。
小学生の頃から毎年のように訪れていた地元民(元)にとっては、そんなもんかね、という感じですが、あまりの混雑にトイレの増築をすることになったとかで、雪の中、その工事が行われていました。
何度も行った高尾山ですが、さすがに雪のあるときに行くのは初めて。見慣れた一号路も、雪があると趣き深くて、なかなかよかったです。
気になったのは、鳥が少なかったこと。
同行の方が鳥屋ではなかったので、鳥見は特にするつもりもなかったのですが、鳴き声ぐらい何か聞こえるだろうと思っていたら、異常なほど静かでした。今年は冬鳥が少ない、特に小鳥がいない、という話をこの後度々聞くことになるのですが、高尾山も少なかったです。
この後数日は、友人を訪ねたり家族と食事に行ったりと、帰省中の定番的スケジュール。海外にいるのをいいことに無沙汰が続いているので、こういう機会は私にとって非常に重要。旧友とは、久しぶりに会っても、昔と変わらず自然体でいられるのがありがたいです。
調子にのって、母校(高校)に侵入したりしましたが、人っ子一人いない…。
テスト休み中でしょうか。
母校近くの天神様に梅を見に行ったものの、まだまだ、ようやく咲き始めたぐらい。今年は梅が遅いと聞きました。
そのかわり(?)、立派なニワトリがたくさんいました。
木の上でくつろぐニワトリ。
同行の友人が、ニワトリが飛ぶ(跳ぶ?)ことに驚いていましたが、けっこう飛ぶもんです。
上尾筒は換羽中?
今回は、たまたまちょうどいい機会があったので、久しぶりといっても、約1年半ぶりの帰国でした。とはいえ、震災を経ていたので、地元の様子、家族や友人の様子があまり変わっていないことに安心しました。
2012年3月15日
日本に行ってきましたよ。
2週間日本に行って、昨日帰ってきました。
里帰りのほか北海道と京都(あと千葉)にも足を伸ばし、なかなか忙しかったです。
東京で久々の積雪にも遭遇。その後訪れた旭川では、どこに行っても雪の壁。
一転、ケアンズは相変わらず相対湿度計が100%を振り切っている状態…。
無性にだるくて眠いのは、気温と湿度があまりに急激に変わったからだと思うのですが。それにしても眠い…。
日本ではあまりメジャーでない感じのオオハナインコが、広告に使われているのを発見。
オオハナ(鼻)だから?
2012年2月21日
今日のケアンズ 外付けダストシュート
真っ白な建物の外壁から飛び出している、妙な筒。
ご丁寧に絵まで描かれています。なんだかわからないけど。
どうやら間に合わせのダストシュート(Garbage chute)のようですが、そもそもダストボックスをつなげて作られている…。
ひとつひとつのパーツは、家庭ゴミ回収用なんかにも使われる一般的なゴミ箱で、底にタイヤがついているのでwheelie binと呼ばれるもの。その底を抜いてつなげて使っています。でもなぜ? 普通に大型のチューブとかなかったんでしょうか。まあゴミ用ではあるけれど。
こぎれいな建物だけになんだかみっともないというか、異様な感じすらしますが、裏側はもうまともに塗られていすらいない。
というか、こんな落書きみたいな絵を描いたって悪目立ちするだけのような気が…。
紐でくくって角度を保っているようです。
けっこう高いところから(3階分ぐらいの高さ?)取り付けられている。
見えるだけでゴミ箱9個分。
ダストシュートそのものが、かなりものぐさな仕組みだが、これはもう、使っている材料すらありあわせっぽい。でもwheelie binはけっこう高いので、コストパフォーマンス的にどうなのか? 壊れたのを9個も集めてきたのか?
不思議。
2012年1月1日
元日 Year of the Dragon
2012年、辰年ですね。
英語でドラゴン(dragon)といえば、日本や中国の竜とは随分違うものを思い浮かべるわけですが、‘dragon’は、そうした空想上の生き物だけでなく、アガマ科などの一部のトカゲ(オオトカゲも含む)の呼称としても使われます。
そういうわけで、オーストラリアにはdragonがたくさん棲んでいます。
まあ、どちらかというと小型でかわいい感じのが多いですが。
ちなみに、オーストラリアでは、十二支はChinese New Year(旧正月)に付随するものと認識されているので、日本のように新暦の1月1日を起点に「今年は○○年」ということはあまりないようです。
クリスマスが一大イベントであるのに比べ、お正月には特に何もありません。New Year's Eve(大晦日の夜)にパーティーやカウントダウン、花火で多少盛り上がる人はいますが、それが過ぎれば just another day、かろうじて元日が祝日になる以外はまったく普通の日です。
我が家では一応、毎年恒例のお雑煮を食べました。お餅以外の具材は基本的に地元産のものなので、いわば無国籍料理ですが、でもこれがないと始まらないという気がして毎年作っています。
皆様にとって幸多き一年になりますように。
2011年12月8日
今日のケアンズ クリスマスまで17日
キリスト教圏では、クリスマスといえば非常に重要な祭日。
おもに子供や若者がパーティーやプレゼントを楽しむ日本と違って、特に熱心なキリスト教徒でなくても、遠方の家族に会いに行ったりカードやプレゼントを送ったりと、日本で言えばお盆やお正月のような行事です。
キリスト教圏の祭日としてはイースターも大きな行事ですが、イースターのプレゼントといえば、せいぜいチョコレートかウサギのぬいぐるみ、オーストラリアならそれに加えてキャンプ用品ぐらいなもの。クリスマスはあらゆるビジネスにとってビッグチャンスでもあるので、気合いの入り方が違います。
気合いは入っている、はずなんですが…。
たとえば、ケアンズの中心部にある飾り付けはこんな感じ。
七夕か、お盆か…。
しかも、木がガジュマル。
どうせ年明けまで放置されるので、正月飾り兼用?
市内のドイツ風ベーカリーでは、お菓子の家と、ドイツの伝統的なお菓子のシュトレンを売っていました。甘いけどおいしいです。
おもに子供や若者がパーティーやプレゼントを楽しむ日本と違って、特に熱心なキリスト教徒でなくても、遠方の家族に会いに行ったりカードやプレゼントを送ったりと、日本で言えばお盆やお正月のような行事です。
キリスト教圏の祭日としてはイースターも大きな行事ですが、イースターのプレゼントといえば、せいぜいチョコレートかウサギのぬいぐるみ、オーストラリアならそれに加えてキャンプ用品ぐらいなもの。クリスマスはあらゆるビジネスにとってビッグチャンスでもあるので、気合いの入り方が違います。
気合いは入っている、はずなんですが…。
たとえば、ケアンズの中心部にある飾り付けはこんな感じ。
七夕か、お盆か…。
しかも、木がガジュマル。
どうせ年明けまで放置されるので、正月飾り兼用?
市内のドイツ風ベーカリーでは、お菓子の家と、ドイツの伝統的なお菓子のシュトレンを売っていました。甘いけどおいしいです。
2011年11月29日
今日のアレックス&クレオ
もう11月も終わりですね。
思えば、アレックスとクレオ、そしてブライアンは2009年11月初旬に孵化しているので、これで2年めになったわけです。
誕生日(孵化日?)ケーキでも作るべきだったか。世間には犬用誕生日ケーキなんぞを売っている店もあるらしいですね。
2011年11月16日
蚊取り線香に関するちょっとした疑問
しばらく雨が続いたせいか、最近、蚊が多い。
夕方、ガレージのあたりで立ち止まると耳元で「うわ〜ん」と音が聞こえるほど。
ケアンズには、蚊が媒介するデング熱という病気があるので、油断できません。
当たり年だった去年は、ここの近所でも何人か発症していたはず。
うちによくいるのは、こんなやつ。
種類はなんだかよくわかりません。
デング熱を媒介するのは、日本のヤブカ(ヒトスジシマカ)によく似た、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)という種類らしい。川などの広い水辺ではなく、家の周りのちょっとしたくぼみに溜まった水などに発生して、昼間刺されることが多いのも特徴だとか。
病気にかかってはどうしようもないので、蚊取り線香を使用中。
常時、鳥と爬虫類とたいていその他の何かがいる家なので、赤ちゃんやペットにも安心という、天然除虫菊を使った製品をわざわざ日本から取り寄せてみた。
においは悪くないし、なかなか効果もありそう。
が、ここで疑問。
そもそも、除虫菊(シロバナムシヨケギク)に含まれている殺虫成分のピレトリンを真似て開発したのが、合成ピレスロイドなんだから、「天然」=安全とはこれ如何に?
結局、ピレトリンも合成ピレスロイドも昆虫の神経受容体に作用する殺虫活性物質だが、少なくとも、天然ピレトリンは温血動物である哺乳類と鳥類にとっては、ほぼ無毒ということらしい(体内ですぐに分解されてしまうため)。
ただし、除虫菊から抽出した天然ピレトリンが不安定で、すぐに分解されてしまうのに対し、合成ピレスロイドは安定性を高めているということなので、この部分で安全度が落ちると言えるのかもしれない。
そこで、問題なのは冷血動物。
ピレスロイド系殺虫成分は、爬虫類や両生類、魚類にとっては有毒。実際に、死亡事故も起きています。といって、どの程度に有害なのか、同じ部屋とか間近で使わなければいい程度か、やはり天然ピレトリンの方がまだましなのか? そういえば、職場で世話になっている獣医さんが、鳥用の寄生虫駆除スプレー(ピレスロイド入り)をヘビに使ってオッケーとか言ってたよな…。
まだまだ疑問が残ります。調べてみよう。
※ピレスロイドについてはこちらが詳しいです。あとは、wikiにもけっこう出てます。
とりあえず、しまこさんの近くではつかわないようにしよう。
代替案として、こちらでも売っているシトロネラやサンダルウッドを使った製品(精油、ロウソク、ランプやトーチ用のオイル、線香など)を利用する方法もあるけど、これまで使ってみたところ、効き目がいまいちな気がするんだよなあ。
夕方、ガレージのあたりで立ち止まると耳元で「うわ〜ん」と音が聞こえるほど。
ケアンズには、蚊が媒介するデング熱という病気があるので、油断できません。
当たり年だった去年は、ここの近所でも何人か発症していたはず。
うちによくいるのは、こんなやつ。
種類はなんだかよくわかりません。
デング熱を媒介するのは、日本のヤブカ(ヒトスジシマカ)によく似た、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)という種類らしい。川などの広い水辺ではなく、家の周りのちょっとしたくぼみに溜まった水などに発生して、昼間刺されることが多いのも特徴だとか。
病気にかかってはどうしようもないので、蚊取り線香を使用中。
常時、鳥と爬虫類とたいていその他の何かがいる家なので、赤ちゃんやペットにも安心という、天然除虫菊を使った製品をわざわざ日本から取り寄せてみた。
においは悪くないし、なかなか効果もありそう。
が、ここで疑問。
そもそも、除虫菊(シロバナムシヨケギク)に含まれている殺虫成分のピレトリンを真似て開発したのが、合成ピレスロイドなんだから、「天然」=安全とはこれ如何に?
結局、ピレトリンも合成ピレスロイドも昆虫の神経受容体に作用する殺虫活性物質だが、少なくとも、天然ピレトリンは温血動物である哺乳類と鳥類にとっては、ほぼ無毒ということらしい(体内ですぐに分解されてしまうため)。
ただし、除虫菊から抽出した天然ピレトリンが不安定で、すぐに分解されてしまうのに対し、合成ピレスロイドは安定性を高めているということなので、この部分で安全度が落ちると言えるのかもしれない。
そこで、問題なのは冷血動物。
ピレスロイド系殺虫成分は、爬虫類や両生類、魚類にとっては有毒。実際に、死亡事故も起きています。といって、どの程度に有害なのか、同じ部屋とか間近で使わなければいい程度か、やはり天然ピレトリンの方がまだましなのか? そういえば、職場で世話になっている獣医さんが、鳥用の寄生虫駆除スプレー(ピレスロイド入り)をヘビに使ってオッケーとか言ってたよな…。
まだまだ疑問が残ります。調べてみよう。
※ピレスロイドについてはこちらが詳しいです。あとは、wikiにもけっこう出てます。
とりあえず、しまこさんの近くではつかわないようにしよう。
代替案として、こちらでも売っているシトロネラやサンダルウッドを使った製品(精油、ロウソク、ランプやトーチ用のオイル、線香など)を利用する方法もあるけど、これまで使ってみたところ、効き目がいまいちな気がするんだよなあ。
いずれにしても、天然成分なら安全、という信仰めいたものはおかしいと思う。
毒も薬も、植物や自然に存在する成分が原料だったり、それを真似て合成したりしてできているものが多いんだから。
2011年11月12日
記念日、クラゲ
もう一週間以上前ですが、記念日だったので、一応、一泊お泊まりしてきました。
泊まったのはパームコーブのSea Templeというところ。
名前の通り、勘違いアジアンな雰囲気満載でしたが、開放感があってそこそこきれいで、ケアンズ市街とは違ってリゾートっぽかったです。
お泊まりの目的は、風呂。
部屋にちゃんとしたバスタブのあるホテルをチョイスしたのでした。
日本人はやっぱり風呂だよね!
パームコーブの海岸には、クラゲ除けネットが張られていました。
わかりにくいけど、白く伸びているのが、ネットの上端です。
そして、毒クラゲの解説板。
猛毒のイルカンジというクラゲは、爪の先ほどの大きさしかなく、刺されれば死亡に至ることもあるので、なかなかコワいです。クラゲの場合、死骸や、切れて漂っている触手でも刺されます。
毒クラゲのシーズンは、11月〜5月の暖かい時期だそうです。
2011年11月10日
いつのまにか10月が終わっていた。
10月は、上司の結婚式(しかも勤務先の動物園内で挙式)に始まり、妙に忙しくなって、気づいたらもう終わっていた…。
大雨が続いたせいもあって、動物たちに病気やケガが続いたり、残念ながら死亡に至ったり、精神的にも参っていたのでした。
動物は、少しぐらい体調が悪くてもなかなかそれを表に出しません。
弱いところを見せれば、捕食者に狙われたり、競争相手の挑戦を受けたりすることになるから、それは生存のための知恵なんでしょう。
だから、病気に気づいたときには、もうかなり重篤になっていたりします。
反対に、というか、ケガについてはかなり強いです。痛い痛いと泣き叫ぶこともなく、骨折がいつの間にか治っていたり。
人間ならもうだめだろうと思うような、胸にぽっかり穴が開く大ケガを負いながら、ごく簡単な処置だけですっかり治ってしまった鳥もいました。
病気にしろ、ケガにしろ、治療をしているということがわかってもらえないのがもどかしいですね。注射を打たれたり薬を飲まされたりするのも、動物からみれば迷惑か恐怖にしか感じられない。全身で、「あっちいってよ。さわらないでよ」と訴えているところを、取っ捕まえて有無を言わさず治療する感じです。まあ、人間の子供も似たようなもんでしょうか。
そんなわけで、ひと月ほどうちにいたフクロモモンガ姉妹もそろそろ離乳して園内に戻される予定です。
大雨が続いたせいもあって、動物たちに病気やケガが続いたり、残念ながら死亡に至ったり、精神的にも参っていたのでした。
動物は、少しぐらい体調が悪くてもなかなかそれを表に出しません。
弱いところを見せれば、捕食者に狙われたり、競争相手の挑戦を受けたりすることになるから、それは生存のための知恵なんでしょう。
だから、病気に気づいたときには、もうかなり重篤になっていたりします。
反対に、というか、ケガについてはかなり強いです。痛い痛いと泣き叫ぶこともなく、骨折がいつの間にか治っていたり。
人間ならもうだめだろうと思うような、胸にぽっかり穴が開く大ケガを負いながら、ごく簡単な処置だけですっかり治ってしまった鳥もいました。
病気にしろ、ケガにしろ、治療をしているということがわかってもらえないのがもどかしいですね。注射を打たれたり薬を飲まされたりするのも、動物からみれば迷惑か恐怖にしか感じられない。全身で、「あっちいってよ。さわらないでよ」と訴えているところを、取っ捕まえて有無を言わさず治療する感じです。まあ、人間の子供も似たようなもんでしょうか。
そんなわけで、ひと月ほどうちにいたフクロモモンガ姉妹もそろそろ離乳して園内に戻される予定です。
2011年9月26日
愛国心? 対抗意識?
海外旅行でお土産を買ってもたいていは中国製、というのはケアンズも同じです。
そもそも、日本人のように「絶対にお土産を買う」という習慣のないオーストラリアでは、ご当地グッズなどもあまりないし、地元産のお土産自体が少ないです。
そんな中、主人が最近ケアンズで見つけてきたお土産。
蚊取り線香ホルダー。
湿っぽいところでも使いやすいように、クリップ状の金具で蚊取り線香の目玉部分を挟んで保持するようになっています。
便利と言えば便利かも。
どこが‘croc head(ワニの頭)’なのかは、まったくもって謎ですが。
が、それだけではないんです。
商品タグに書かれた文字に注目。
NOT MADE IN CHINA
Hand Made in Australia
小さい文字ながら、はっきり主張してます。
地元製品は応援するけど、ここまで露骨に言わなくてもな…。
お土産に限らず、国産品や国内企業をうたった宣伝文句はよく見かけます。
そうでもして差別化しないと、生き残っていけないのかもしれませんが。
そういった商品を支持する風潮もそれなりに強いですが、支持はしても実際に買うのは安い方だったり…というのが一般的な傾向かもしれません。
そんな愛国心あふれる(?)オーストラリアには、こんなものも売られています。
AUSSIE FRIES
Because we're not French!
フライドポテト状のポテトチップス。
フライドポテトは英語ではFrench fryというんだよー、と習ったような気が、そういえばしますが。
フランス人じゃないからフレンチフライなぞと呼ばん! という心意気。
たしかに、フライドポテトなしにオージーの食生活は語れないかもしれない。まちがいなくフランス人よりもオーストラリア人の方が多く食べているでしょう。
でも、そもそもフレンチフライなんてあまり言わないんだよね。
単に、‘chips’です。
そもそも、日本人のように「絶対にお土産を買う」という習慣のないオーストラリアでは、ご当地グッズなどもあまりないし、地元産のお土産自体が少ないです。
そんな中、主人が最近ケアンズで見つけてきたお土産。
蚊取り線香ホルダー。
湿っぽいところでも使いやすいように、クリップ状の金具で蚊取り線香の目玉部分を挟んで保持するようになっています。
便利と言えば便利かも。
どこが‘croc head(ワニの頭)’なのかは、まったくもって謎ですが。
が、それだけではないんです。
商品タグに書かれた文字に注目。
NOT MADE IN CHINA
Hand Made in Australia
小さい文字ながら、はっきり主張してます。
地元製品は応援するけど、ここまで露骨に言わなくてもな…。
お土産に限らず、国産品や国内企業をうたった宣伝文句はよく見かけます。
そうでもして差別化しないと、生き残っていけないのかもしれませんが。
そういった商品を支持する風潮もそれなりに強いですが、支持はしても実際に買うのは安い方だったり…というのが一般的な傾向かもしれません。
そんな愛国心あふれる(?)オーストラリアには、こんなものも売られています。
AUSSIE FRIES
Because we're not French!
フライドポテト状のポテトチップス。
フライドポテトは英語ではFrench fryというんだよー、と習ったような気が、そういえばしますが。
フランス人じゃないからフレンチフライなぞと呼ばん! という心意気。
たしかに、フライドポテトなしにオージーの食生活は語れないかもしれない。まちがいなくフランス人よりもオーストラリア人の方が多く食べているでしょう。
でも、そもそもフレンチフライなんてあまり言わないんだよね。
単に、‘chips’です。
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