10月は、上司の結婚式(しかも勤務先の動物園内で挙式)に始まり、妙に忙しくなって、気づいたらもう終わっていた…。
大雨が続いたせいもあって、動物たちに病気やケガが続いたり、残念ながら死亡に至ったり、精神的にも参っていたのでした。
動物は、少しぐらい体調が悪くてもなかなかそれを表に出しません。
弱いところを見せれば、捕食者に狙われたり、競争相手の挑戦を受けたりすることになるから、それは生存のための知恵なんでしょう。
だから、病気に気づいたときには、もうかなり重篤になっていたりします。
反対に、というか、ケガについてはかなり強いです。痛い痛いと泣き叫ぶこともなく、骨折がいつの間にか治っていたり。
人間ならもうだめだろうと思うような、胸にぽっかり穴が開く大ケガを負いながら、ごく簡単な処置だけですっかり治ってしまった鳥もいました。
病気にしろ、ケガにしろ、治療をしているということがわかってもらえないのがもどかしいですね。注射を打たれたり薬を飲まされたりするのも、動物からみれば迷惑か恐怖にしか感じられない。全身で、「あっちいってよ。さわらないでよ」と訴えているところを、取っ捕まえて有無を言わさず治療する感じです。まあ、人間の子供も似たようなもんでしょうか。
そんなわけで、ひと月ほどうちにいたフクロモモンガ姉妹もそろそろ離乳して園内に戻される予定です。
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