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2011年9月26日

愛国心? 対抗意識?

海外旅行でお土産を買ってもたいていは中国製、というのはケアンズも同じです。

そもそも、日本人のように「絶対にお土産を買う」という習慣のないオーストラリアでは、ご当地グッズなどもあまりないし、地元産のお土産自体が少ないです。

そんな中、主人が最近ケアンズで見つけてきたお土産。


蚊取り線香ホルダー。
湿っぽいところでも使いやすいように、クリップ状の金具で蚊取り線香の目玉部分を挟んで保持するようになっています。
便利と言えば便利かも。
どこが‘croc head(ワニの頭)’なのかは、まったくもって謎ですが。

が、それだけではないんです。
商品タグに書かれた文字に注目。


NOT MADE IN CHINA
Hand Made in Australia

小さい文字ながら、はっきり主張してます。

地元製品は応援するけど、ここまで露骨に言わなくてもな…。

お土産に限らず、国産品や国内企業をうたった宣伝文句はよく見かけます。
そうでもして差別化しないと、生き残っていけないのかもしれませんが。
そういった商品を支持する風潮もそれなりに強いですが、支持はしても実際に買うのは安い方だったり…というのが一般的な傾向かもしれません。

そんな愛国心あふれる(?)オーストラリアには、こんなものも売られています。

AUSSIE FRIES
Because we're not French!

フライドポテト状のポテトチップス。
フライドポテトは英語ではFrench fryというんだよー、と習ったような気が、そういえばしますが。
フランス人じゃないからフレンチフライなぞと呼ばん! という心意気。
たしかに、フライドポテトなしにオージーの食生活は語れないかもしれない。まちがいなくフランス人よりもオーストラリア人の方が多く食べているでしょう。
でも、そもそもフレンチフライなんてあまり言わないんだよね。
単に、‘chips’です。

2011年9月24日

IELTSを受けてきた。

オーストラリアで一般的な英語の資格は、TOEICでもTOEFLでもなく、IELTS(International English Language Testing System)です(アイエルツと発音)。ケンブリッジ大学やBritish Councilなど複数の機関で共同運営されている、おもにイギリス英語圏で採用されているテストで、オーストラリアでは外国人の大学入学やビザ申請に必要となります。大学の通信講座を受講しようかなーと思ったので、受験してみました。

時期によっては満員でなかなか受けられないこともあるようですが、今回は3週間前に申し込んで、すんなり受理されました。

受付確認のメールが届いてから思ったのですが、普通、きちんと勉強して、準備できてから受けるべきものだよね、と。330ドルの費用を考えると何度も受けたくはないし。実質2週間もなかった準備期間は、結論から言って短かすぎました。

テストにはAcademicとGeneral Trainingの2種類があります。General Trainingは6年ほど前に受けたことがあるのですが、今回必要なのはAcademic。どちらにしろ、試験結果は2年経つと時効になってしまうので、受け直さないといけません。

会場は前と同じ建物でしたが、中身の会社(学校?)が変わっていました。しかも、本人確認が非常に厳しくなっていてびっくり。

当日は、会場に着くと受付手続きをし、なんとその場で写真と指紋を取られます。空港並みのハイセキュリティです。
そして、試験会場に入る際には入り口で先ほどの指紋と顔写真を一人一人照合。
どこの試験場でもこのシステムを使っているのか? 人数が多い大都市とかの場合はどうするんでしょう…。
試験会場に持ち込めるのはパスポートと鉛筆・消しゴムだけ。これは前も同じでした。
荷物は、係の人立ち会いのもとにまとめて隣室に預け、試験終了まで施錠されます。
スマホとか隠していたら、即失格・退場だそうです。
さらに厳しいのは、トイレ。3時間かかる試験の間、トイレ休憩はありません。
行きたい人は試験中に係員に伝えます。すると、トイレの前まで係員が付き添っていき、しかも戻って着席するまで係員がパスポートを預かります。
何か…「人を見たら替え玉受験と思え」みたいな厳重さ。
そんなに悪質な詐欺や替え玉があるんだろうか。
それとも、最近の試験はみんなこんな感じなんでしょうか。

AcademicもGeneral Trainingも、一緒の会場で同時に受験します。配られる問題用紙が違うだけ。リスニング、リーディング(長文読解)、ライティング(小論文のようなもの)のテストが各1時間、計3時間ぶっ通しで行われ、午後からは順番に一人ずつスピーキングのテストを受けます。運の悪い人だと、スピーキングは4:30とかになるので、ほぼ一日がかり。試験官も大変だよね、と思う。

出来はどうだったかと言うと、ライティングをのぞけば、なんとかなっている、はず。
ただし、ライティングが規定の文字数にまったく達していなかったり、内容も散々…。
大学の受講申し込みには、総合得点だけでなく各スキルの最低ラインも決まっているので、どうだかなあ…。
結果が出るのは2週間後です。

多分、英語学校とかで勉強してきた人は、ライティングの練習もしっかりしてきているんだろうから、試験のときに頭が真っ白になって「なに書けばいいかわからない!」なんてこともないんでしょう。あまりなじみのない分野が出題されても、練習していれば何とかなるはずです。社会人がテストを受ける場合、リーディングやスピーキングなら、日常や職場の体験がある程度は生かせるものだと思います。でも、与えられた時間内で文章を書く(しかも手書き)という場面は、学生時代ほどには出くわさない(人にもよりますが)。とにかく、書くという行為に対する勘を取り戻すためにも、ライティングの練習をしておくべきだったなあと思いました。
無念…。

ちなみに、IELTSを一度受けたことがある、または概要がわかっていて、試験前にちょっとした対策がしたい、という人には、Cambridge Vocabulary for IELTSという本が、なかなかおすすめです。タイトルはボキャブラリーとなっていますが、IELTSの出題形式を踏まえた構成なので、TOEIC用などの他の教材を使うよりも実用的なんではないでしょうか。ライティングの練習コーナーもあります。めんどうがらずに、きっちり文章を書いて練習することをおすすめします!




2011年4月2日

今日のケアンズ 〜Lost in MT

とあるスーパーの売り場にて。



機械翻訳(MT)は、まだまだ信用ならんということですね…。


2010年6月28日

本:フトアゴヒゲトカゲマニュアル

翻訳作業に関わらせていただいていた『フトアゴヒゲトカゲマニュアル』が、ようやく出版されたようです。というか、既に出版はされていたのですが、帰宅してようやく受け取りました。
いまのところネット販売のみで、一般販売はしないようです。
http://www.bidders.co.jp/item/139880340
追記:Amazon.co.jpでも取り扱いを開始しています。



原著はこちら。

The Bearded Dragon Manual (Advanced Vivarium Systems)


http://www.amazon.co.jp/Bearded-Dragon-Advanced-Vivarium-Systems/dp/1882770595/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1277728060&sr=8-1

チェック作業に手間取って諸々ご迷惑おかけしたりしていたので、出版にこぎつけて一安心ですが、確認しても確認してもボロボロ出てきたミスがまだ残っていそうで、若干読むのがコワい…。
出版翻訳は初体験で、遅いわ手際が悪いわで大変だったのですが、辛抱強く付き合ってくださった京都マグネティクスの方に心から感謝しております。