イースター、つまり復活祭といえば、復活を象徴するイースター・エッグ(=卵)と多産や繁栄を象徴するイースター・バニー(=ウサギ)が重要なシンボルとして扱われるが、オーストラリアで目にするのは、昔ヨーロッパ土産でもらったようなきれいに彩色された卵なんかではなく、ひたすらチョコレート。卵型チョコ、ウサギ型チョコ、少なくとも耳だけはウサギに似た在来の野生動物であるビルビー型のチョコ、ひたすらチョコ、チョコ、チョコばっかりだ。
http://members.optusnet.com.au/bilbies/ |
エッグハントとか、何かそういった伝統的な催しも行われてはいるが、もうすっかり「チョコを贈る」、そして「チョコを食べる」というほうが主になっている感がある。
それで思い出されるのが、日本のバレンタインデー。
バレンタインデーとチョコレートは本来なんの関係もないし、女子が男子にチョコを贈るという変わった習慣があるのは日本だけ。他のキリスト教圏では、純粋に「恋人たちの記念日」で、男女(夫婦でも)がお互いに花やカードなどを贈ったり告白したりディナーに行ったりはあるけど、女性がこの日だけは大胆に告白、ということはなさそうだ。大和撫子と違って、意中の人がいればいつでも大胆に告白してるからかもしれない。
チョコを贈るようになったのは、結局、日本のチョコレート店や製菓店、デパートなどが重要な購買層である女性をターゲットにキャンペーンを行ったからだ。
ちなみに、ホワイトデーもMade in Japan。
イースターといい、バレンタインデーといい、お菓子メーカーの思うつぼ?
そんなことはどうでもいいとでも言いたげに、職場でもらったチョコのイースター限定スペシャルボックスの破壊に勤しむアレックス…。
満足そうです。
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