2011年2月3日

サイクロン 'Yasi' - 一夜明けて

-2月3日朝
昨夜は、斜面を背にした一階の安全な部屋で、オーナー夫妻、滞在中だった旅行客の夫婦、私と旦那の計6名に、犬2匹、鳥3羽(うちの)で過ごした。風の音は、林の上の方からがほとんどで、建物にまともに当たることはあまりなかった。正午少し前ぐらいに停電。
ラジオの情報によれば、サイクロン ‘Yasi’ は、2月3日午前0時頃にミッションビーチ付近に上陸。イニスフェイル、タリー、カードウェルに大きな被害を与え、タウンズビルにもかなりの影響があったものの、ケアンズは比較的に軽微な被害で済んだということ。
通過後3時間ほど待って、もう安全ということで、この避難所は解散。各寝室に移動した。

一夜明けて、そこかしこに枝が散乱しており、木もいくつか倒れているけど、幸い、建物には何も被害はなかった。まだ電気はないし電話線も不通だけど、道路まで移動すれば携帯はテルストラがかろうじてつながる状態。
クランダの道路がまだ開通していないので、ケアンズにはまだ戻れない。


-2月3日11:30頃
道路の様子を見に行く。
幹線道路との合流点に、車が何台か並んでいる。
よく見ると、行った車が引き返してくるので、開通していないらしい。
カソワリハウスに引き返す。
ついでに、近所の別な知り合いの家による。
ここも被害はほとんどなかったようだ。


-2月3日夕方
ラジオで、クランダの道路が開通したけれど、帰ってくる車で渋滞しているという。停電で信号が点かないことも影響しているようだ。
急いでもしょうがないので、夕飯をご馳走になってから出発。


途中、まだ停電しているところと点いているところがある。
雷雨がかなり激しくなっており、前がほとんど見えないぐらいになるときもある。


木が折れたり倒れたりしているだけで、建物には被害が見られない。
サイクロンの速度が遅くなって満潮時を外れ、進路も変わったため、高潮の被害もほとんどなかったようだ。


19:30頃に帰宅。
築60年の家は、無事だった。
なんと、電気も電話も通っていた。


他所での被害の大きさを考えると、本当に幸運だったと思う。


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