2011年11月29日

今日のアレックス&クレオ



もう11月も終わりですね。
思えば、アレックスとクレオ、そしてブライアンは2009年11月初旬に孵化しているので、これで2年めになったわけです。
誕生日(孵化日?)ケーキでも作るべきだったか。世間には犬用誕生日ケーキなんぞを売っている店もあるらしいですね。

2011年11月23日

今日のケアンズ Golden Penda


ケアンズ市の花、ゴールデンペンダ(Golden Penda Xanthostemon chrisanthus)。
年に何度も咲くようですが、今ちょうど、あちこちで咲いています。



曇り空でにわか雨もあり、蒸し暑い一日でした。
もう夏だなあ。

2011年11月16日

蚊取り線香に関するちょっとした疑問

しばらく雨が続いたせいか、最近、蚊が多い。

夕方、ガレージのあたりで立ち止まると耳元で「うわ〜ん」と音が聞こえるほど。
ケアンズには、蚊が媒介するデング熱という病気があるので、油断できません。
当たり年だった去年は、ここの近所でも何人か発症していたはず。

うちによくいるのは、こんなやつ。

種類はなんだかよくわかりません。
デング熱を媒介するのは、日本のヤブカ(ヒトスジシマカ)によく似た、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)という種類らしい。川などの広い水辺ではなく、家の周りのちょっとしたくぼみに溜まった水などに発生して、昼間刺されることが多いのも特徴だとか。

病気にかかってはどうしようもないので、蚊取り線香を使用中。
常時、鳥と爬虫類とたいていその他の何かがいる家なので、赤ちゃんやペットにも安心という、天然除虫菊を使った製品をわざわざ日本から取り寄せてみた。

においは悪くないし、なかなか効果もありそう。
が、ここで疑問。
そもそも、除虫菊(シロバナムシヨケギク)に含まれている殺虫成分のピレトリンを真似て開発したのが、合成ピレスロイドなんだから、「天然」=安全とはこれ如何に?

結局、ピレトリンも合成ピレスロイドも昆虫の神経受容体に作用する殺虫活性物質だが、少なくとも、天然ピレトリンは温血動物である哺乳類と鳥類にとっては、ほぼ無毒ということらしい(体内ですぐに分解されてしまうため)。
ただし、除虫菊から抽出した天然ピレトリンが不安定で、すぐに分解されてしまうのに対し、合成ピレスロイドは安定性を高めているということなので、この部分で安全度が落ちると言えるのかもしれない。

そこで、問題なのは冷血動物。
ピレスロイド系殺虫成分は、爬虫類や両生類、魚類にとっては有毒。実際に、死亡事故も起きています。といって、どの程度に有害なのか、同じ部屋とか間近で使わなければいい程度か、やはり天然ピレトリンの方がまだましなのか? そういえば、職場で世話になっている獣医さんが、鳥用の寄生虫駆除スプレー(ピレスロイド入り)をヘビに使ってオッケーとか言ってたよな…。
まだまだ疑問が残ります。調べてみよう。

※ピレスロイドについてはこちらが詳しいです。あとは、wikiにもけっこう出てます。

とりあえず、しまこさんの近くではつかわないようにしよう。

代替案として、こちらでも売っているシトロネラやサンダルウッドを使った製品(精油、ロウソク、ランプやトーチ用のオイル、線香など)を利用する方法もあるけど、これまで使ってみたところ、効き目がいまいちな気がするんだよなあ。


いずれにしても、天然成分なら安全、という信仰めいたものはおかしいと思う。
毒も薬も、植物や自然に存在する成分が原料だったり、それを真似て合成したりしてできているものが多いんだから。




2011年11月12日

記念日、クラゲ


もう一週間以上前ですが、記念日だったので、一応、一泊お泊まりしてきました。
泊まったのはパームコーブのSea Templeというところ。
名前の通り、勘違いアジアンな雰囲気満載でしたが、開放感があってそこそこきれいで、ケアンズ市街とは違ってリゾートっぽかったです。
お泊まりの目的は、風呂
部屋にちゃんとしたバスタブのあるホテルをチョイスしたのでした。
日本人はやっぱり風呂だよね!

パームコーブの海岸には、クラゲ除けネットが張られていました。
わかりにくいけど、白く伸びているのが、ネットの上端です。

そして、毒クラゲの解説板。


猛毒のイルカンジというクラゲは、爪の先ほどの大きさしかなく、刺されれば死亡に至ることもあるので、なかなかコワいです。クラゲの場合、死骸や、切れて漂っている触手でも刺されます。
毒クラゲのシーズンは、11月〜5月の暖かい時期だそうです。

庭の生き物:ヤドリギハナドリ

ヤドリギハナドリ♂(Mistletoebird Dicaeum hirundinaceum

家の前の電線に止まって、日本のカラ類のような高くてよく通る声で鳴いていました。
大きさもカラ類くらいの小さな鳥。
オスは赤白黒のはっきりした色合いで、メスは上面が灰色でのどは赤くなく、下尾筒だけちょっと赤い程度。
うちにはヤドリギはないんだけど、それ以外の花や蜜、果実、虫なんかも食べるようです。

2011年11月10日

いつのまにか10月が終わっていた。

10月は、上司の結婚式(しかも勤務先の動物園内で挙式)に始まり、妙に忙しくなって、気づいたらもう終わっていた…。
大雨が続いたせいもあって、動物たちに病気やケガが続いたり、残念ながら死亡に至ったり、精神的にも参っていたのでした。
動物は、少しぐらい体調が悪くてもなかなかそれを表に出しません。
弱いところを見せれば、捕食者に狙われたり、競争相手の挑戦を受けたりすることになるから、それは生存のための知恵なんでしょう。
だから、病気に気づいたときには、もうかなり重篤になっていたりします。
反対に、というか、ケガについてはかなり強いです。痛い痛いと泣き叫ぶこともなく、骨折がいつの間にか治っていたり。
人間ならもうだめだろうと思うような、胸にぽっかり穴が開く大ケガを負いながら、ごく簡単な処置だけですっかり治ってしまった鳥もいました。

病気にしろ、ケガにしろ、治療をしているということがわかってもらえないのがもどかしいですね。注射を打たれたり薬を飲まされたりするのも、動物からみれば迷惑か恐怖にしか感じられない。全身で、「あっちいってよ。さわらないでよ」と訴えているところを、取っ捕まえて有無を言わさず治療する感じです。まあ、人間の子供も似たようなもんでしょうか。

そんなわけで、ひと月ほどうちにいたフクロモモンガ姉妹もそろそろ離乳して園内に戻される予定です。