車で配送される物品の積み降ろしをする場所をLoading Dockと呼んでいますが(日本語でなんて言うのかよくわからない…)、そこの係員から電話があり、「なんか動物逃げなかった? しっぽのふさふさしたモノがいるんだけど、フクロモモンガじゃないかなあ…」と。
そんなはずはない、と一応園内をチェックし、飼育動物がすべていることを確認。
ということは、ウチのではない。でも気になるので、スタッフの一人がドックまで見に行きました。
その結果、やはりフクロモモンガだろうということに。
早速、果物とロリキート/ミツスイ用ネクターを餌にトラップをしかけました。
そして数時間後、
フクロモモンガじゃないじゃん。
ヒメフクロネコ(Northern Quoll Dasyurus hallucatus)です。
夜行性で肉食の有袋類で、ネコとは何の関係もありません。
ただ、肉食哺乳類の少ないオーストラリアの生態系では、よそのネコ科動物と同じようなニッチにあると言えなくもないかもしれません。木登りは得意です。そして凶暴です。
果物も食べなくはないようですが、スモモなんぞにつられてほんの5時間程度でトラップにかかるとは、よほど空腹だったんでしょう。
このあとは、ちゃんと肉(カンガルー挽肉の肉食動物餌用特製ミックス)をもらい、近所の山に放されました。
よかったね。
一枚目の写真が
返信削除キシャアアアッ!!
って感じだね。
たらさん
返信削除イメージ的にはまさに
「キシャアアアッー」
実際にはなんか「シュー」って感じの音でした。