2011年9月17日

庭の生き物:ムカデ


苦手な人は見ない方がいいです。





旦那の知人が庭で捕まえたもの。
なかなか見事なサイズだったので、飼ってみることに。
種はよくわかりません(←ダメダメ)。外見での雌雄の判別も難しいそうです。とりあえず、全長12cmぐらいありそうな。
かまれるし、毒もあるので、素手では触れない(触りたくない)です。ピンセットを使用。
ペット用の、先があまり尖っていなかったり竹製だったりのピンセットがあれば最適ですが、普通のピンセットでも、先にパッドを付ければOK。

基本、日中は土の中や物の下に隠れていて夜出てくる夜行性。ごく普通のプラスチック製飼育容器(「プラケ」っていうのかな)に土を入れ、樹皮や木片を置いてみたら、樹皮の下に収まってくれました。土に潜っていることもあります。
餌は定番のコオロギでOK。お腹がすくと隠れ場所から出てきてうろうろするので、そうしたら何匹か入れてやるだけでいいらしい。
視力はほとんどなく、触角で特定の化学物質を敏感に感じ取って狩りをする、と書いてありますが、実際に見てみると、かなりアバウトなやり方でした。
まず、餌の存在を感じると触角や頭の辺りを持ち上げ気味にしつつものすごい速さで動き回り、当たりを付けて上半身を覆いかぶせるようにして倒れ込み、うまいことコオロギに当たればたくさんの脚と体で素早く抱え込んで捕らえる、という方法です。コオロギがちょうど隠れ家の近くに来た場合は、ぱっと飛び出して一瞬で捕まえることもあります。なんと、一度に何匹か捕まえて、前の餌を食べている間は使っていない脚で持っておいて順番に食べる、という荒技を使います。

ムカデの捕食シーンなんて見たことなかったけど、なかなか豪快でスピードもあり、おもしろいです。

オーストラリア産昆虫(およびクモ、サソリ、多足類、カタツムリ、ナメクジ等)の飼育については、Bugs Alive! という本が便利です。もちろん、あらゆる種を網羅しているわけではありませんが、代表的な種を挙げ、この仲間についてはこんなケア、という形で解説しています。

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