オオハナインコ(Eclectus roratus)
(勤務先の飼育施設にて)
器用にフォークを使ってトウモロコシを食べているインコ?
…ではなく、残念ながら、フォークを刺したトウモロコシをあげたら、そのままつかんで食べていただけ。「使っている」とは言えないですね。
持ちやすくなっていいかと思いきや、この後、邪魔になったフォークをあっさり投げ捨てていました。
スプーンやフォークを使って食事をするのを教えること自体は、不可能ではありません。
ただ、フォークで突き刺すという動作にはかなりの技と力が要求されるため、基本的には「すくう」動作になるだろうと思います。
鳥類には道具を使う種類もいて、石を落として卵を割ったり(クロムネトビ、エジプトハゲワシなど)、小枝やサボテンのとげで樹皮の下にいる虫をつつきだしたり(キツツキフィンチ)する行動が有名です。
賢いと言われるオウムやインコですが、道具を使っていると思われる場面を見たことはありません。ただし、器用で強力な嘴と足を使って、ネジを抜いたり、ボタンを取ったり、自分でケージのドアを開けて脱走したり、目を離した隙に他の動物のケージの掛け金を外してしまったり… ときには思いも寄らないことをしでかして驚かせてくれます。
かわいいかわいい。
返信削除>たらさん
返信削除なんか得意げに見えるよね。