以下は旅の様子のごく簡単なまとめです。鳥、哺乳類、爬虫類の確認種リストは最後にまとめて掲載する予定です。
6月7日 ジョージタウン
前日中に買い物を済ませ、うちにいる生き物(ハトx1、ヤモリx1、タランチュラx1 +餌用コオロギ)を同僚宅に預け、近所に仕事場がある知り合いに郵便受けの確認を頼んでおき、この日は比較的のんびりとケアンズを出発、アサートン高原を通ってジョージタウンに向かいました。泊まった場所はジョージタウン近郊の古い煙突と池のあるレストエリア。ここはキャンプOKとは示されていないのですが、オーストラリアの探鳥地ガイドブックにも「キャンプには最高の場所」とか書かれている人気のスポット。特に、乾季には池の周りに鳥が集まり、セキセイインコの大きな群れが見られることもあります。沿岸部のケアンズとは既にまったく植生が違い、雨林ではなくサバンナ、つまり水辺を中心にユーカリなどの樹木がまばらに生える草原、という環境です。ケアンズ~ジョージタウン(あるいはチラゴーやアンダラ)間は海岸、熱帯雨林、分水嶺そしてサバンナ、という環境の移り変わりを実感できるおもしろいルートです。
8日 コボルドゴージ
日程の都合上1日余裕があったため、コボルドゴージ(Cobbold Gorge)という所に寄り道。以前、ジョージタウンの観光案内所でチラシを見て気になっていたのですが、正直、たいしたことはなかったです。ゴージ(渓谷)そのものはここからさらに車で10分ほど離れており、私有地内なのでツアーに参加するしかありません。切り立った崖の底を非常に細い川が流れていて、水面に反射した光が岩に映ってゆらゆら揺れている様子などはたしかにきれいですが、鳥見という観点からは特筆する所なし。ジョンストンワニは近くで見られました。
ジョンストンワニ(Crocodylus johnstoni)
ちなみに、コボルドというのは発見者Cobboldさんにちなんだ名前であり、妖精とか妖怪(こっちのスペルはkobold)が出るわけではありません。残念。
ここのキャンプ場は、もちろん有料ですがトイレ、シャワー、洗濯機、お湯完備。コテージ式の部屋もあるので、不便なキャンプはイヤだけどアウトバックの雰囲気を味わってみたいという人にはいいでしょう。施設は手入れが行き届いていて、とてもきれいでした。レストランもありましたが、貧乏旅行なのでトニックウォーターとコーラを買って自前のラム酒とライムを入れて飲んだだけ。それでも幸せなほどおいしいのがキャンプの不思議なところ。
ここのキャンプ場は、もちろん有料ですがトイレ、シャワー、洗濯機、お湯完備。コテージ式の部屋もあるので、不便なキャンプはイヤだけどアウトバックの雰囲気を味わってみたいという人にはいいでしょう。施設は手入れが行き届いていて、とてもきれいでした。レストランもありましたが、貧乏旅行なのでトニックウォーターとコーラを買って自前のラム酒とライムを入れて飲んだだけ。それでも幸せなほどおいしいのがキャンプの不思議なところ。
9日 カルンバまで
この日はひたすら移動。夕方にはカルンバに到着。が、キャラバンパークはどこも満員。河口近くにあるため、メインはバラマンディ狙いの釣り客のようでした。ぎゅう詰めのキャラバンパークにお金払って泊まるのもなあ…ということで、少し戻った道路脇のレストエリアでキャンプ。キャンプ可なのですが、見事に何もない。でも比較的広いので他の車を気にせずに済みました。
カルンバの周りは氾濫原が広がり、乾季の今は水はほとんどありませんが、所々に残った湿地に鳥が集まっていました。湿地だけでなく路上にも鳥が多く、特にアシナガツバメチドリはなかなか飛び立とうとせず、車の周りを平気で飛び交って危険なほど。そして、夜にはオーストラリアズクヨタカも見ることができました。
乾季の氾濫原
湿地 -オーストラリアセイタカシギなど
10日 クルーズ
カルンバでは探鳥専門のクルーズに参加。船自体は釣り用のクルーズもやっているようでしたが、この日は探鳥のみ。乗り合わせたのはイギリスから来たバーダー数人。オーストラリアには南海も来ているというベテランでした。ここで狙うのはズアカミツスイ、シロハラモズヒタキ、マングローブオウギビタキなどの固有種、固有亜種。比較的小さな鳥たちです。とりあえず一通り見ることができたけど、とにかく寒かった! カルンバは海辺にあり、緯度も低いのでかなり暖かい地域ですが、この日はクルーズ船のオーナー夫妻も驚くほどの冷え込みでした。そしてこの先、カルンバの寒さなどまだまだ序の口だったということを思い知らされるはめになるのを、このときはまだ知らなかったのでした…。
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